以前の記事でフェアトレードについて少し書きましたが
5月の第二土曜日は世界フェアトレード・デーという事もあり、もうちょっと詳しく書こうと思いました!
フェアトレードとは、開発途上国で生産された食品や製品を公正な価格で買い取り、
生産者の労働環境や生活の改善・自立を手助けするという世界的な動きです。

コーヒーを始め、チョコレート、蜂蜜、
衣類、果物など幅広い物がフェアトレードの対象となっています。
生産国の多くは開発途上国と呼ばれる国々で、世界的に見ると「立場の弱い国」
従来の生産方法は、仲介業者が法外な手数料をせしめて生産者へ充分な賃金が行き渡らなかったり、家計を支えるために子供が働かされ、ちゃんとした教育が受けられない…など様々な問題を引き起こしてきました。
そういった問題を受け、始まった運動が「フェアトレード」
生産者の生活水準を保証し、環境にも配慮した持続可能なトレードを行っているそうです。
簡単な紹介ビデオを見つけたので、こちらもどうぞ。
フェアトレードについて学んだ時、安く市場に出回っている商品は
人々の生活や安全を犠牲にしているから成り立っているんだと気付かされました。
フェアトレード認定マークが付いている商品は、ついてない物に比べて気持ち値段は高め。
でも、この数ドルの違いで、子供を危険な作業や重労働から守ったり
家族が十分なご飯を食べられるよう支援している団体の助けになれば、と認定マークが付いている物を選ぶようにしています。
アメリカでは色々な団体がフェアトレードを認定しています。
Fair Trade International

1997年に創立され、30ヵ国に拠点をおく大手のフェアトレード団体。
アメリカではFairTrade Americaと呼ばれています。
Fair Trade USA

Fair Trade USAは1998年にアメリカで創立されました。
ラベルをよく見ると、原材料の一部のみ認定されている場合もあります↓

元々世界最大のフェアトレード団体、Fair Trade International(国際フェアトレードラベル機構)と提携していましたが、考え方の違いから脱盟。
自身の基準を元に、衣類を始め食品などを認定しているようです。
大手企業と提携し始めた事から、ウォルマートなどの大衆的なスーパーにもフェアトレード商品が置かれるようになり、「フェアトレードはお金持ちが買う物」というイメージを払拭するのにも貢献しています。
他にもFair For LifeやWorld Fair Trade Organizationといったマークも。

Fair For Lifeは、生産の工程全てで公正な取引や労働環境が整っているかをチェックします。
商品だけでなく、企業にも認定を出しているので、会社全体でフェアトレードを守っているブランドも見つけやすくなります。

オランダで創立されたWorld Fair Trade Organization (WFTO)の特徴は、女性へのサポートが充実している事。
団体のトップも女性が多いそうです。
食品や衣類だけでなく、持続可能な観光への支援も行っています。
次にお買い物する時は、フェアトレードの商品があるか
是非チェックしてみてくださいね。
Mahalo❤️