従来のボディケア商品はプラスチックの包装がほとんどですが、地中で分解されないため、プラゴミとして100年単位で残ってしまいます。
また、海へ流されて海洋汚染に繋がったり、海洋動物が絡まったり、誤って飲み込んでしまい苦しむなど、悪影響が出ているのも事実です。
このシリーズでは、わたしが実際家で使っているゼロ・ウェイスト(ゴミが出ない)またはロー・ウェイスト(ゴミが少ない)のグッズを紹介していきます!
それぞれメリット、デメリットがあるので、「買ってみたいけど使い方が分からない」や「値段に見合う価値があるのかな」と思っている方の参考になれば幸いです🙆♀️
おすすめのブランドや買える場所も載せています。

固形シャンプー・コンディショナー
アメリカでは、毎年5億5000万のシャンプー容器が捨てられています。そして多くの場合、従来のシャンプーの主成分は水。
固形のシャンプーは成分が凝縮されているので、コンパクトで効果的。
プラスチックボトルのゴミがでない+最後まで使い切れるので、環境にとても優しいです。
<使い方>
髪とシャンプーをよく濡らす
髪の根本から、くるくると数回シャンプーをつける
頭皮をマッサージしながらよく泡立ててから流す
コンディショナーも同様に使う。
固形シャンプーはほんの少しで沢山泡立つので、つけすぎに注意です。ミディアムぐらいの長さだったら、3、4回髪を撫でるだけで充分。
<メリット>
・長持ちする
・使い残しがない
・場所を取らない
<デメリット>
・ノンシリコンだから、慣れないと髪がきしむ
・初期費用(長い目で見れば従来のシャンプーより安いですが、最初は高く感じるかも)
・換気の良い場所で保管が必要
<おすすめブランド・買える場所>
・Ethique:ニュージーランド発のブランド、日本から購入可
・Kealia Organics:ハワイ地元ブランド、オンラインかProtea Zero WasteやKeep It Simple Kaimuki で購入可
ステンレス製カミソリ

見た目もおしゃれなステンレス製の両刃カミソリは、刃の部分を交換して何度でも使えます。
プラスチックが一切使われていないので、本体を捨てる時にもプラゴミがゼロ。
刃のキレが悪くなったな、と感じたら交換時。
私は1週間に4〜5回程使っていますが、1枚の刃で1ヶ月以上使えています🙆♀️
交換用の刃はだいたい10枚セットで$4前後。
2ヶ月に1回交換するとして、1年で$3以下ですみます。
<メリット>
・おしゃれ
・半永久的に使える
・しっかり剃れる
<デメリット>
・初期費用(これも、長い目で見れば節約になります)
・使う都度、水気をとって換気のいい場所で保管が必要
・刃の部分にカバーがついていない
<おすすめブランド・買える場所>
・EcoRoots:アメリカ本土のオンラインショップ、ハワイではOnekeaBrosでも購入可
・Leaf:オンラインショップ、Protea Zero Wasteでも購入可
シェービングクリーム

ステンレス製のカミソリはしっかりと剃れる分、肌にも影響が大きいのでシェービング剤が欠かせません。
アルミ缶に入ったシェービング剤はコンパクトな上、最後まで使えてプラゴミもなし。
<使い方>
濡れた手でシェービング剤をくるくると撫で、泡立たせる
泡をすくい、剃りたい部分に広げる
ほんの少しでたくさん泡立つので、つけすぎに注意です。
<メリット>
・長持ちする
・場所を取らない
・ブランドによってはお手頃
<デメリット>
・手で直接触れるので、他人との共有は個人的におすすめしません
<おすすめブランド・買える場所>
・Albatross Shave Shop: ハワイではR Planetで購入可
へちまスポンジ

以前にも紹介したことがある、へちまスポンジ。
へちまを乾燥させて作ったスポンジなので、100%天然素材。
ゴワゴワに見えますが、お湯にしっかりつけると、体を洗うのにちょうど良い固さになります。
自然派スーパーでも売っているので、気軽に試してみれるアイテムの1つです。
カビが生えないよう、使う都度残った石鹸を洗い落として、1〜2ヶ月ごとに交換しています。
また、1ヶ月に1、2回ほど1:10で薄めたブリーチにつけて消毒するのがおすすめです。
<使い方>
お湯にしっかりつけて柔らかくする
石鹸を直接つけ、手でマッサージしながら泡立たせ、体を洗う
<メリット>
・手に入りやすい
・比較的お手頃
・スクラブ代わりにもなる
・血行を良くしてくれる
<デメリット>
・慣れないとゴワゴワに感じる
・換気のいい場所で保管が必要
・定期的にお手入れが必要
<おすすめブランド・買える場所>
・Whole Foods Market
・Down to Earth
バンブー(竹)歯ブラシ

こちらも、長いこと愛用しているエコグッズの1つ。
毎年アメリカだけで10億本の歯ブラシが捨てられていて、そのほとんどがプラスチックゴミとなっています。
竹の歯ブラシを使うことで、少しでもその数を減らせればいいなと。
柄の部分は竹なので、コンポスト可能。
ブラシ部分はナイロンでできている事が多いので、持ち手とは分けてゴミに出してくださいね。
これも、スーパーで簡単に手に入ります。
<メリット>
・竹の抗菌作用でカビない
<デメリット>
・従来の歯ブラシに比べてやや高め
<おすすめブランド・買える場所>
・Greenpanda: オンラインショップ、Whole Foods Marketでも購入可
・Brush with Bamboo: オンラインショップ、R Planetでも購入可
デンタルフロス

プラスチックを使わずに、シルクから作られたデンタルフロス。
従来のフロスよりも若干太めで、歯の隙間をしっかり掃除してくれます。
日本だと糸ピックスの方が主流なのかな?アメリカに住んでいると、デンタルフロスの方が良く見かけます。
<メリット>
・プラスチック製の物よりも滑らず、短くてもしっかり持てる
・歯茎に当たっても痛くない
・詰め替えを買えば、容器を再利用できる
<デメリット>
・容器がガラスなので、強い衝撃を与えると割れます
<おすすめブランド・買える場所>
さて、今回は我が家で使っているゼロ・ウェイスト、ロー・ウェイストのアイテムをご紹介しました!
エコな物は初期費用が高かったり、使い辛らそうと思ったり、中々最初の1歩が踏み出せないでいる方も多いかもしれません。
このシリーズがご自分に合ったエコグッズを取り入れる参考になれば嬉しいです!
Mahalo~